各お部屋の
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竹の間(1階)
広さ20帖のお座敷で、東側に畳敷きの前室があります。
⻄側には畳縁があり、室内から庭の景観をお楽しみいただけます。
昭和8年と昭和21年に⾼松宮宣仁殿下もご来店されており、⼈気のあるお部屋です。
北村四海⽒作の欄間に、襖絵は斎藤俊雄⽒による妙⾼⼭が⾦屏⾵に描かれています。
襖の後ろは壁となっていますが、かつては隣の松の間とつながっていました。 -
松の間(1階)
広さ45帖のお座敷で、⽵の間同様、⻄側に畳縁を設けております。
床柱には⾃然⽊を⽤い、ひときわ⽬を引く素朴さがあります。
板葺きの代名詞ともいえるこけら葺きの屋根は⽇本古来の伝統的⼿法を⽤いて作られたものです。
襖の後ろは壁となっていますが、かつては隣の⽵の間とつながっていました。 -
月の間(2階)
広さ10帖のお座敷です。⽉を眺めながら⼀献を楽しんだとされています。
また、この部屋から庭を眺めるのも楽しみだったといわれ、
池の⾚い橋で芸者が踊りの芸の⼀種である逆⽴ちをしたのを眺めたという話もあります。
この数奇屋⾵の⽉の間には吹き寄せという⼿法が⽤いられております。
単調にならないよう崩した絶妙なバランスをお楽しみください。 -
春の間(2階)
広さ20帖のお座敷で、室の周囲に縁をめぐらせているお部屋です。
床の間が向かい合って作られているのは、客⼈が上座や下座を気にせずにくつろいで頂く為で、
料亭などによく使われる⼿法でした。
春の間より眺めることのできる庭園には⽊々に囲まれた⾚い橋があります。
かつては、芸者が踊りの芸の⼀種である逆⽴ちをしたのを眺めていたという話もあります。
2017年10⽉の改修で、内装を弁柄塗りとして鮮やかな紅の⾵合いのお部屋となりました。 -
水車の間(2階)
広さ10帖のお座敷で、⽔⾞⼩屋をイメージしてつくられました。
隋所に⽔⾞の部材が使われており、⾮常に⼈気があったお部屋です。
どこに座っても上下の⽴場に関係なく楽しめますよう、下座にも床の間⾵のしつらえがされております。
⽔⾞の間の黒柿材の瓢箪飾りは、館内に4箇所あるものの⼀つです。 瓢箪は末広がりで縁起がいいとされています。
2017年10⽉に内装の全⾯改修を⾏い、職⼈の繊細な技術により仕上げられた組⼦細⼯を施しました。
ぜひ⼀度ご覧ください。 -
大広間(2階)
広さは153帖あり、2階の⼤部分を占める⾮常に広いお部屋です。
東側には奥⾏⼀間の⼤床、⻄側には舞台(ステージ)があります。
折り上げ天井には鳳凰などの彫刻、床柱の上部は椿の飾りが設えてあるなど天井など、
上質な⼿法を⽤い意匠性に富んだ造りになっております。
天井板には花草を描いた天井絵が施されています。
その天井絵には、春夏秋冬の四季の花とおめでたい松⽵が描かれております。 -
桜の間(3階)
2020年11月クラウドファンディングでご支援いただき、改修工事をした広さ8帖の出書院を備えたお座敷です。
その名が⽰す通り床柱や落掛をはじめ、⾄るところに桜材が⽤いられています。
床柱の後ろには、唯⼀丸い⽵が使われており、その⽵には斎藤俊雄⽒の笹の絵が描かれています。
反対側の床の間は桜の床柱と落とし掛け。床柱から落とし掛けが枝分かれしているように作られています。 -
萩の間(3階)
2020年11月クラウドファンディングでご支援いただき、改修工事をした広さ6.5帖のお座敷です。
床柱、落掛は⾃然⽊を⽤いており、全体として素朴な雰囲気を感じさせるお部屋です。
萩の間の黒柿材の瓢箪飾りは館内に4箇所あるものの⼀つです。 瓢箪は末広がりで縁起がいいとされています。
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妙高の間(4階)
2020年11月クラウドファンディングでご支援いただき、改修工事をした広さ8帖のお座敷です。座敷を囲む縁廊下からは、建物周囲の景観を⾒渡すことができます。
天候の良い日には南側の窓から妙高山が一望できることから「妙高の間」と名付けられました。
踏み込みに、⽔⾞の部品が使われ、縁廊下には釿⽬削り[ちょうなめけずり]の⼿すりがあります。
また、襖絵は、斎藤俊雄⽒の作品です。
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紅葉の間(3階)
広さ16帖のお座敷で、室の東側に床の間を構え、また、南側にも棚と床の間を設けています。
東側床柱はこぶ付きで、シンプルなつくりの中でのアクセントとして効果的に使⽤されています。
昭和8年発⾏の「越佐⼤観」によると、この部屋が宇喜世で初めてつくられた3階部分であると思われます。
当時、初めて増築された3階部分は「愛⼭閣(あいざんかく)」とよばれていました。