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能登半島地震で被害を受けた宇喜世の「建物・門・庭」の修繕工事のためのクラウドファンディングにご支援・ご協力お願いいたします!

コロナ禍を乗り切ってようやくこれからという時に発生した能登半島地震(令和6年1月1日)。

新潟県上越市は震度5強を観測し、宇喜世の建物や門、庭は大きな被害を受けました。

 

幸い、4年前(2020年)に実施した、耐震・改修工事のおかげで、大広間と上階の小座敷「桜三階:桜の間」「仲三階:萩の間」「四階:妙高の間」は無事で、年明け1月4日から通常通りの営業を開始することができておりましたが、1階のランチ会場「松の間」や「竹の間」、宇喜世のシンボルともいえる北門、庭と通りに面した塀は、特に被害が大きく、すぐにでも修繕をおこなわなければならない状況です。

「松の間」床の間のひび割れ

「松の間」「竹の間」躯体のゆがみ

「竹の間」前室の壁のひび割れ

北門の梁の傾きと結合部分のずれ

庭の北側の塀のふくらみ

西側の石垣のひび割れ

(※その他修繕箇所詳細はクラウドファンディングプロジェクトページをご覧ください)

 

修繕工事の内容については、時間をかけて調査を進めてまいりましたが、建物・門・庭すべて合わせて約4,000万円の費用がかかることがわかりました。

うち、県や市の文化財保護のための補助金の採択を受け、約3/4を補助金でまかなえることになりましたが、それでも1,000万円をどうにか捻出しなければなりません。

140年の歴史がある宇喜世の建物や料亭文化を、「地域の宝」として次世代に残していくために、是非とも、皆様のお力をお貸しいただきたく、このたび、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。

 

クラウドファンディングは、国内最大級のクラファンサイト「CAMPFIRE」を利用し、 7月16日(火)8:00 amより受付を開始いたします。

目標額は、自己負担分の半額 500万円としております。

また、ご寄付のリターン(返礼)として、宇喜世のランチ招待や名物うなぎ蒲焼(冷凍)などをご用意しております。

 

クラウドファンディングの詳細につきましては、下記リンクよりプロジェクトページをご覧くださいませ。

 

【CAMPFIRE】宇喜世クラファン2024(ここをクリック)

 

※ご支援の受付は7/16~ですが、上記サイトで「♡お気に入り」にご登録いただくと公開のお知らせがメールで届きます。ぜひご登録ください。

 

何卒ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

皆様のお力をぜひお貸しください!

 

国登録有形文化財:宇喜世北門

国登録有形文化財:宇喜世建物

 


前回2020年に初挑戦したクラウドファンディングでは、新型コロナウイルスの影響で大宴会がなくなり業績が悪化したことで、本来の料亭としての「宇喜世」を見つめ直し、日本の伝統芸能や芸妓文化が一体となっている「料亭文化」を次世代に残す必要性を改めて感じたことから、小座敷の修繕に取り組みました。

(合計434名の方々より11,688,666円ものご支援をいただきました。改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。)

(2020修繕)桜三階:桜の間

(2020修繕)仲三階:萩の間

(2020修繕)四階:妙高の間

 

今回は、令和6年能登半島地震の影響で被害を受けた箇所の復旧も重要ではありますが、これを機会に、通りからも宇喜世の庭の中を見てもらえるような改修工事をして、日常的に宇喜世の前を通る地域の方々や、普段料亭を利用しない方々にも、「宇喜世」を通して料亭文化を身近に感じていただきたいと考えております。

「地域の宝」として100年以上の歴史がある「宇喜世」や「料亭文化」をこの地域に残さなければならない、と地域の方々に感じていただくことがなにより重要であり、そのことが、宇喜世がある仲町の飲食店繁華街や、上越地域全体の発展につながると信じております。

北側(浄興寺大門通り沿い)の塀イメージ

西側(宇喜世駐車場側)の塀イメージ